――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  グーグルは最近、投資家にとって魅力的な存在ではなくなっている。その一因は、世界有数の規模や時価総額を誇る同社には、自分を小さく見せられる方法が限られているからだ。  親会社アルファベットの年初来の株価パフォーマンスは、時価総額1000億ドル(約11兆1000億円)を超えるS&P500のIT(情報技術)企業の中で最もさえない。上昇率は13%とS&P500と同程度で、フェイスブックの半分に満たない。フェイスブックはコンテンツやユーザープライバシー、幹部刷新などを巡り絶えず物議を醸しているのにだ。