エチオピア航空のボーイング「737MAX」機の墜落事故を巡る中間報告書が近く公表されるが、事故原因の調査に当たっている米国とエチオピアの当局者間に不和が生じている。両国の関係者が明らかにした。事情に詳しい関係者らによれば米調査官らは、3月10日に墜落したエチオピア航空302便のブラックボックスから回収されたデータを、エチオピア政府が速やかに提供していないと不満を漏らしている。同機はエチオピアの首都アディスアベバを離陸直後に墜落し、乗員乗客157人全員が死亡した。米国の航空安全当局者は、エチオピアの当局者らは他国の調査官と一定の距離を保っており、事故に関する情報の共有も制限していると述べている。エチオピア運輸相の報道担当者から今のところコメントは得られていない。事情に詳しい関係者らによれば、調査に関わっているエチオピア当局者らは、米国側が中間報告書の内容に影響を与えようとしているといら立ちを示しているという。
737MAX墜落調査、米・エチオピア当局者間に不和
中間報告書を近く公表へ
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