『週刊ダイヤモンド』4月6日号の第1特集は「スタートアップ4.0」です。ベンチャーの命は人です。日本では起業家が少ないといわれて久しいですが、エンジェル投資家の増大やミドル起業家の登場など、人を取り巻くエコシステムが急速に変化しています。(本記事は特集からの抜粋です)
「シリコンバレーのように渋谷をITベンチャーの集積地として盛り上げる」と、ネットエイジ(現ユナイテッド)創業者の西川潔氏が1999年に「ビットバレー構想」を打ち出してから20年。これまでに数多くの起業家が誕生し、その一握りがイグジット(起業家や投資家がそれまで投資した資金を回収すること)に成功した。そして成功者たちは、かつて自分たちがそうしてもらったように、次の世代の起業家を支援する側に回っていった。
中でも個人でベンチャーに資金を提供し、支援する「エンジェル投資家」として活躍する元起業家が増加している。