【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は、連邦準備制度理事会(FRB)が当面の利上げ棚上げと資産縮小の停止を明らかにしたにもかかわらず、米景気や株式市場の足かせとなっているとして、FRBを批判している。  トランプ氏はここ1週間だけでも3度の会合で、上院共和党議員や支持者、スタッフらに対し、FRBおよびジェローム・パウエル議長に対する不満をぶちまけた。FRBの利上げがなかったら、経済成長率や株式相場は現在よりも高い水準にあり、財政赤字はここまで膨らんでいなかったと述べたという。  会合でトランプ氏の発言を直接聞いたある関係者は「トランプ氏はかなり厳しい口調だった」と明かす。