もしモンスターユーチューバーに遭遇したら
私たちはどう対応すればいいのか

 今回、モンスター度・上級(筆者独自の判断)の事例は、周囲に聞いたものの集めることができなかった。それらに該当するのは前出の事例のような、まさにネットで激しく炎上したり、バッシングの対象になったりしたもので、皆さんもご存じのものが多いと思う。

 例えば、某ファミレスチェーン店で大量に注文するも食べ残したユーチューバー、「女性差別をして何が悪い」と女性への恨みや偏った考えを語ったユーチューバーなど、枚挙にいとまがない。

「なぜそんな動画を投稿できるのか?」と不思議に思うが、収益にとらわれすぎていたり、それを見た人の心がどう動くか想像する力に欠けていたりするのかもしれない。人は1人ひとり感性が違うから、こればかりはコントロールしようがない。

 もしYouTubeを見ていて、「モンスターユーチューバーがアップしたな……」と感じる動画があれば、「報告」ボタンを押して、運営に伝えることをおすすめする。またはそのユーチューバーがアップした動画を金輪際見ないようにするのもひとつの手だ。

 数字を取るための過激な動画、インパクトだけを追求した質の低い動画が、YouTubeに増えている。その類の動画がより増えると、YouTubeに出稿している広告主が動画広告を引き上げる可能性があるため、YouTubeは対策に乗り出している。

 具体的には、ユーチューバーとYouTubeとの契約である「YouTube パートナー プログラム(YPP)」をアップデートしてより厳格化し、「チャンネル登録者数が1000人以上」「公開動画の総再生時間が過去12ヵ月以内で 4000時間以上である」を同時に満たしていないと、YouTubeから収益を得られなくなる仕組みにしたのだ。

 この新基準は2018年2月20日からスタートして、それから1年以上たったが、その間にもさまざまな事件が起きた。さらに契約内容が厳しくなる可能性も考えられなくはない。プラットフォーム側のこういった対策が功を奏して、悪質なユーチューバーへの適切な対応がなされることを願いたい。