【ソウル】韓国サムスン電子にとって、半導体が頭痛の種となっている。売れ残った在庫の山を抱えているためだ。  半導体メーカーは通常、需要が旺盛な時期に約3〜4週間分の在庫を確保する。だが業界のアナリストらによると、サムスンは目下、最大でこの倍に相当する在庫を抱えているようだ。  世界貿易を巡る懸念やスマートフォン販売の低迷で、半導体需要はここ数カ月に急減。販売好調時に生産を増強していた半導体メーカーは、在庫の積み上がりに直面している。  こうした中、サムスンが支配的な地位を占める主要メモリーチップ2種類の価格は下落。