サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは9日、初の社債発行で120億ドル(約1兆3300億円)を調達した。関係筋が明らかにした。  購入申し込みの規模は1000億ドルを超えた。調達は当初、約100億ドルが見込まれていた。  サウジアラムコは2021年に新規株式公開(IPO)を計画しているとされ、社債発行は上場の重要な試金石となる。  投資家らによると、今回発行したのは償還期限が3〜30年の6種類の社債。8日発表の発行価格のガイダンスに基づく利回りは、いずれも同様の償還期限のサウジ国債に近い水準だ。需要が強ければ、社債の利回りが国債を下回る可能性もある。