大手小売業者の採用責任者クリストファー・カルー氏によると、就職してわずか1年で昇進を求める若手社員が増えているそうだ。今の新入社員は初歩的な仕事に我慢できず、「準備はできています。次はなんでしょう」と聞いてくるという。「彼らがしたいのは戦略の策定に関わったり、事業を動かしたりすることだ」  そんな若手に、「いったい何様なのか」と困惑する上司もいる。  職場でのコーチングサービスを提供するインサイドアウト・デベロップメントが18歳から23歳の1000人を対象に実施した最新調査によると、「Z世代(1990年代半ば以降生まれ)」の75%以上が就職1年目に昇進するべきと考えている。