新潟の製菓会社が編み出した
「日本一短いES」
また、新潟県に本社を置く製菓会社「三幸製菓」の「日本一短いES(エントリーシート)」も話題を呼びました(2016年卒の新卒採用で開始)。このESでは、質問を同社にとって重要な「おせんべいが好き?」「ニイガタで働ける?」の2点に絞っているのが大きな特徴です。一般的に、エントリーシートでは自己紹介や志望動機を必須としている企業が多いですが、「まずは多くの学生と接点を持ちたい」という場合、このような手法は有効でしょう。
これらの事例は、拙著『採用に強い会社は何をしているか ~52の事例から読み解く 採用の原理原則』で紹介したものの一部ですが、採用を成功に導くためには、何もないから諦めるのではなく、自社に向き合って工夫を凝らすことが大切です。ネームバリューや採用コストでお困りの場合は、これらの地方企業事例を参考に、自社ができることを考えてみてはいかがでしょうか。