腹をくくってやるしかないときがある

 そこで、独持のバイオエネルギー理論の応用で経営指導をしていただいているベックスコーポレーションの香川哲会長に相談したところ、
「近藤さんの潜在意識が活性化しているから大丈夫だ」
 と背中を押されて決断しました。

 人間、自分では人生を賭けて決断するときにも不安は消えません。
 そうしたときにお金を払ってでも、親身になって適切なアドバイスをしてくれる存在(個人でも法人でも)は持つべきだと思いました。

 独立しなければ、私のすべてを賭けて再建した日本レーザーが、また空中分解してしまうというギリギリの状況下での決断でした。

 社長は腹をくくってやるしかないときがあります。

 相当の覚悟を持って巨額の個人保証を引き受け、「当たり前の努力」を愚直にやり続けた結果、本業の利益を上げ、借入金を返済し、個人保証を外してもらうことができたのです。

ps.「25の修羅場」の詳細は、第1回連載「倒産寸前から売上3倍、自己資本比率10倍、純資産28倍!「25の修羅場」が「25年連続黒字」をつくった理由」をご覧ください。きっと、私が血反吐を吐きながら、泥水を飲みながらのここまでのプロセスの一端を垣間見れるかと思います。