人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』。
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。
全会社、全部署共通なのは
「みんながやる気になること」を言う!
この連載の第1回はコチラ
「じゃあ、明日は朝会のスピーチ担当をお願いしますね」
あなたは、初めて朝会のスピーチを頼まれてしまいました。
「一体何を言えばいいの?」「変なことを言ったら、恥ずかしいし自分の評価も下がるかも?」なんて、戦々恐々としてしまう人もいると思います。
では、朝会のスピーチではどんなことを話せばいいのでしょうか?
もちろん会社によって部署によって朝会で伝えることは違います。
しかし、共通して言えることは、“みんながやる気になることを言う”ということ。
良くある悪い朝会での話は、数字が足りないとか、こんなミスがあったとか、まったくやる気が無いとか、聞いている人が憂鬱になることばかり。
これでは、朝会をするたびに士気が下がり、皆のやる気が失われます。
そもそもの朝会の役割は、部署内の視界共有や、情報共有、部署としての戦略の確認、方向性の確認などが目的です。
それは全て、部署として共通の目的を持ち、やる気を出して成果を上げようというのが狙いのはずです。
なのに、その逆である、部署の皆のやる気が下がる話ばかり…。
これでは朝会をやっている意味がありませんし、やらない方がましです。
だから、朝会でスピーチを頼まれた時は、皆がポジティブになるようなプラスの話題を提供しましょう。
最近、お客様から喜ばれた事例や、部署の中の成功事例、部署の皆の為になるような情報や、お客様との会話で使えそうな旬な話など、その話を聞くことで仕事をする上でプラスになる話をすることで、皆のやる気に繋がります。