まずは結論から話す!
スピーチで意識したい5つのこと
スピーチをする際には以下の点にも気を付けましょう。
[1]結論から話す
まずは、「いったい何の話をしているの?」という状態では、人は集中して話を聞けません。結論から話すのはビジネスでは必須ですが、これは朝礼のスピーチでも同じです。
[2]部署の目標や戦略などと紐づける
朝礼の目的を考えると、単に話をするだけではなく、部署の目標や戦略と紐づけて話すと、部署としての視界が揃います。
[3]具体的にエピソードや事例を話す
抽象的な話ではイメージができません。抽象論に終始せず、具体的に話すことが重要です。エピソードや事例をセリフベースで話すぐらい具体化した方が相手に伝わります。
[4]エピソードや事例を現場の業務と接続する
上記エピソードを伝えただけでは自分の業務と接続できずに、「いい話だった」で終わる可能性もあります。特に若手が多い場合は自身の業務と接続してあげて初めて理解できます。
[5]次へのアクションを促す
ここで話すスピーチは、結局はやる気を促す話です。しかし、やる気が出るだけでは意味がありません。そのやる気を持ってどのようなアクションを起こせば良いのかを示します。
若手は、こういうアクションをしますという宣言で良いですし、リーダーやマネージャーはメンバーのアクションを促すと良いでしょう。
理想は朝会で話をすることによって、「よし、やるぞ!」とアクションが促進されることです。
是非、皆がやる気を起こすようなスピーチを目指してください。
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。