【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した地区連銀景況報告(ベージュブック)によると、今春は全米各地で経済活動が緩やかに拡大しており、一部産業では今後の成長加速が見込まれる。  ベージュブックは、このところ12の地区連銀管轄地区で「わずかからまずまずの」成長ペースが観察されたとしている。この報告書は今月8日までに事業者から集めた情報を基にまとめたもの。  それによると、季節外れの冷え込みも原因で小売業界の販売はおおむね低調だった。だがクリーブランド地区の小売業者は気温上昇や祝日を理由に、4-6月期の状況の改善に期待感を示した。