私たちの予定には100%無駄なものはありません。ぼーっとしている時間は脳の休息に役立っているし、同僚と世間話をしているときもコミュニケーションの円滑化に役立っています。だからこそ、予定のリストラは性根を入れてとりかからないと、まったく前には進みません。私がおすすめしている予定のリストラ法は、次のようなものです。A4の紙を用意し、中央に縦の線を引きます。そして一日のスケジュールの項目を左側に箇条書きにします。そして右側には、現在は取り組めていないものの、やったほうがよいと考える行動を思いつくまま箇条書きにしていきます。こうすれば、一日のスケジュールの現状と理想が一覧できるバランスシートのようなものが完成します。

 これをもとに、いよいよリストラの作業開始です。左側に書き出した現状のスケジュールの中で、必要度の低い項目を2割選んでください。それを右側に書き出したやりたい項目の中で優先順位の高いものと入れ替えるのです。このとき重要なのは、リストラする2割の項目と、その代わりに入れる新たな項目とを比較しないということです。すでに日常的に行っていることは、惰性になっているので、まだやっていないことよりは重要に感じるものです。だから、大切に感じる順番に予定を組むという当たり前のことをしていたら、いつまでたってもスケジュールの体質は改善しません。ですから、やりたいことを実行するためには、現状の予定の中で、下位の2割は有無を言わさずリストラするのがポイントです。

 もし、リストラした予定が本当に必要なものであれば、次回の見直しのときに復活させればいいのです。私の経験上、実際これまでリストラした予定の半分は、結局、復活させることになっています。しかし、注目していただきたいのは、残り半分は永久に復活することがなかったということです。いざやめてみると実際には何の支障もないことが、普段のスケジュールの中にかなりたくさん紛れ込んでいたのです。そういう項目はあなたの生活の中にもあるはずです。ぜひ、スケジュールのリストラを断行し、あなたのスケジュールをアップデートしてください。

雑務が多過ぎて溜め込んでしまい先送りする場合…

「経費の精算などの雑務がたくさんあって、その処理にすごく時間をとられてしまいます。いつも、期限先送りまでため込んで一気にバーッと片づけているのですが、もっといいやり方はないでしょうか?」