『週刊ダイヤモンド』4月27日・5月4日合併特大号の第1特集は「漫画・ランキング・図でわかる!決算書 給料 経済ニュース」です。読めば、これからの必須スキル財務三表読解術が簡単に身につきます。さらに、日本人の給料と主要経済ニュースまで、「カネ」について一気に理解ができる特集です。その中から、私たちが最も身近に感じるおカネ、「給料」に関する特集記事を特別公開!企業のもうけは多くの人の給料となる源泉です。つまり、企業と個人のおカネは不可分なのです。企業のもうけについての記事は本誌特集をご覧ください。(本記事は特集からの抜粋です)
春です。社会人デビューを果たしたり、部署の異動や役職、肩書が変わったりで、気持ちも新たにという人が多い季節。そこでこのパートでは、新入社員から始まる社会人のキャリアに沿って、給料事情を追い掛けていきます。
まずは、人生初の給料である「初任給」です。そのおカネで今までお世話になった人にプレゼントを買った人も多いでしょう。
その初任給ですが、人手不足などで就職活動が学生優位の「超売り手市場」であることや、景気拡大が続いてきたことなどを反映して、以前よりも上がっています。
例えば、アパレルショップ「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、2020年に入社する大卒の初任給を2割強アップ。それまでの21万円から25.5万円に引き上げての採用を始めました。