WBCでも大活躍の大谷翔平選手 日本ー韓国(3月8日) Photo: Toru Harumi /gettyimages
WBCは侍ジャパンの活躍で大きな盛り上がりを見せているが、今大会はNetflixによる独占配信という新しい試みも話題となった。サブスク加入が視聴の条件となったことで、「国民的イベントが有料化した」という不満の声と「月額500円以下なら安い」という肯定的な反応の両方が聞こえてくる。テレビで無料視聴が当たり前だったスポーツ観戦は今後どのように変わっていくのだろうか。(フリーライター 武藤弘樹)
Netflixが150億円で放映権獲得
WBC視聴はサブスク登録が必須に
連覇を狙う侍ジャパンの活躍でWBCが大盛り上がりしている。初戦の台湾戦では、最初の得点が大谷翔平の満塁ホームランというドラマチックな幕開けで、リアルタイムでそれを見ずにあとでその事実を知って「見ておけばよかった」と悔しい思いをした野球ライト層も多かろう(私もその1人である)。
こうした国民的なスポーツイベントはお祭りのようなところが楽しく、実際ネットでもリアルでもWBCの話題で持ちきりだが、今回Netflixが配信を独占していることで不満の声や議論が上がってもいる。
一部の報道によれば放映権料が前回30億円→今回150億円と跳ね上がったそうで、苦悶の表情を浮かべる国内放送局を尻目に海外資本の巨大企業がポンと買った格好である。
これによってWBCの視聴はNetflixに限られ、つまりサブスク(サブスクリプション)加入が必須となる。新時代の支払いサービスであるサブスクは特に高齢者にとってはわかりにくくハードルが高い。
また、高齢者に限らず、サブスクに対してなんとなく抵抗がある人もいる。これは私も、Netflixを始めとするいくつかのサブスクに加入しているとはいえとてもよく理解できる。サブスク加入は「月にいくらの支払いが未来永劫発生する呪いの始まり」のように感じられるのである。







