ドナルド・トランプ米大統領は22日、弾劾されることを「少しも」懸念していないと述べた。米大統領選へのロシア干渉を巡る特別検察官の報告書が公表されたことを受け、下院民主党は次の段階を話し合う準備を進めている。18日に一部黒塗りで公表された同報告書は、トランプ氏がロバート・モラー特別検察官の捜査に影響力を及ぼそうとしていたとし、その試みについて詳しく説明している。当時ホワイトハウスの法律顧問だったドン・マクガーン氏など側近が、捜査を抑え込もうとしたトランプ氏の指示に従わなかった事例が具体的に挙げられている。トランプ氏はこの日、側近が大統領の指示を受け流すことがあったとする報告書の内容を否定。記者の質問に対し「私の命令に背く者などいない」と語った。