【ワシントン】ホワイトハウスは23日、米下院民主党が要求しているドナルド・トランプ米大統領の納税記録について、同日の期限までに提出しない可能性を示唆した。これにより、納税記録を巡る攻防が激しさを増すと見られており、法廷争いにもつれ込む可能性が高まっている。  米国の歴代大統領は過去40年にわたり、自主的に納税記録を公表してきたが、トランプ氏はこの慣例を破り、これまで納税記録を公表していない。トランプ氏は、米内国歳入庁(IRS)の監査が完了次第、公表するなどと述べていた。