ホワイトハウスは23日、米下院民主党が要求しているドナルド・トランプ米大統領の納税記録について、同日の期限までに提出しない可能性を示唆した。これにより、納税記録を巡る攻防が激しさを増すと見られており、法廷争いにもつれ込む可能性が高まっている。米国の歴代大統領は過去40年にわたり、自主的に納税記録を公表してきたが、トランプ氏はこの慣例を破り、これまで納税記録を公表していない。トランプ氏は、米内国歳入庁(IRS)の監査が完了次第、公表するなどと述べていた。ホワイトハウスのホーガン・ギドリー報道官はFoxニュースで「監査が終わり次第、トランプ氏は公表について検討する。だが現時点で、公表する考えはない」と述べた。
トランプ氏、納税記録の期限内提出見送りへ
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