ジョー・バイデン前米副大統領が2020年大統領選に向け民主党予備選に出馬した場合、当初は数十年にわたり支援を受けてきた大口献金者らを頼りにするとみられる。小口献金者からの資金集めに注力する他の候補者とは対照的だ。バイデン氏は2008年と1988年の予備選では計1850万ドルの資金を集めたが、これらは大口献金者や公的資金によるものだった。公的資金を利用すると支出金額に制約が課されるため、近年の候補者は利用していない。一方、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は2016年大統領選の資金をほぼすべて200ドル以下の小口献金で賄った。1年間で2億3800万ドルを集めた。バイデン氏に近い2人の関係者によれば、同氏は25日にもオンライン上に動画を投稿し、立候補を表明する予定。その後29日にはピッツバーグでのイベントに参加するという。