米フェイスブックは最近、ユーザーに対しては極端に透明性を示すようになっている。同様の礼儀を投資家にも示す余裕があってもいいかもしれない。同社が25日に発表した1-3月期(第1四半期)決算は概して好調だった。売上高は前年同期比26%増の151億ドルとなり、アナリスト予想をやや上回った。注目すべきは、米連邦取引委員会(FTC)による個人情報問題を巡る調査に関連した制裁金に備え、引当金として30億ドル(約3400億円)を計上したことだ。これを除いた営業利益は約64億ドルと前年同期比で17%増加している。サイトのプライバシー保護と透明性向上に向けた取り組みで、費用は増加しているにもかかわらずだ。