ユーチューバーとキャバ嬢で
身に付く「大切な3つのスキル」

 結局のところ2020年代には、人工知能の進化で専門性の価値は下がっていきます。そして相対的に価値が上がるのは、次のような新しいスキルになります。

(1)人を動かすコミュニケーション力

(2)ITリテラシー

(3)お金についての知識

 このうち1つ目の「人を動かすコミュニケーション力」は、人工知能が一番苦手な領域のスキルです。今の人工知能は専門型人工知能といって、「ある一定のルールの下での専門性のある頭脳労働」にはとても強いのですが、いわゆる人を動かすような汎用的なコミュニケーションについては全く苦手なのです。

 大企業の職場では、十数人から数十人を動かす上司のポジションは非常に重要なのですが、それは令和の時代になっても人間にしか任せられないポジションとして、欠かせない仕事です。しかも、他の仕事が人工知能に取って代わられるようになるので、こうした仕事は相対的に重要視されることになるのです。

 2つ目のITリテラシーですが、人工知能が進化し、IoTなども実用化されていく世界では、常に新しいITリテラシーを持ち続けることは非常に重要で、それを身に付けている人材は常に重用されます。

 さらに3つめの技術として、企業の従業員として時給いくらのお金を得るかではなく、、自分でお金を稼ぐことができるようなお金のスキルが身に付けば、令和の時代を生きる人材としては、最強の力を手にしたことになるはずです。

 そこで、「ユーチューバー」と「キャバ嬢」なのです。

 どちらの職業もリスキーな仕事であり、かつ実際にやってみると人生をすり減らすような厳しさがある上に、成功できる人はほんの一握りしかいない。ですから私も「ユーチューバーとキャバ嬢を一度経験したほうがいい」とは言っていますが、「これらの仕事を一生の仕事にしろ」とは言っていません。しかし「大学の4年間のどこかで半年くらい、一度真剣に取り組んでみてはどうか」と言っているのです。