ドナルド・トランプ米大統領は9日、ロシア疑惑を捜査したロバート・モラー特別検察官による議会証言が認められるべきかどうかは、ウィリアム・バー司法長官が決めるとの考えを示した。トランプ氏はこれまで、モラー氏による証言は望ましくないとの立場を明確にしている。トランプ氏は記者団に対し、「われわれの偉大な司法長官に判断を委ねる」と述べた。また、自身が解任したジェームズ・コミー連邦捜査局(FBI)長官と親しい仲にあるなどとして、モラー氏に関する不満を並べ立てた。コミー氏は解任された後、トランプ氏に批判的な立場を示している。下院民主党は、ロシア疑惑捜査の報告書を巡り、結論に至った経緯など追加説明を求め、モラー氏に議会で証言するよう要請している。また共和党が主導する上院司法委員会もモラー氏に証言を求めている。
モラー氏の議会証言、トランプ氏「司法長官が判断」
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