いや、しかし1つだけ反感があった。彼が2018年のイクメン オブ ザ イヤーに選ばれたと聞き、筆者は「フン!」と感じたのであった。仕事場が自宅の自由業である筆者は世にいうイクメンの部類に属する自負があり、しかも相当なイクメンのつもりであったが、人から「イクメンだね」と言われるとどこか申し訳なさを覚えた。

 そもそもイクメンという言葉自体が「子育ては母親がメインでやる」を前提に成立するものであり、「確かに自分は子育てそれなりにやっているつもりですが、そんなイクメンって言われるほど大したものではなく、妻の奮闘あっての自分ですので、そんな評価に値するほどのことはしておりませんゆえ」と感じていたのである。

 であるから、その“イクメン”の中のイクメンとして公式認定されたりゅうちぇるに、わずかながら「もやっ」とした感情を抱いたのである。とはいえ、もちろんこれは、りゅうちぇる自身というよりも“イクメン”への違和感である。

 そして時はたち、りゅうちぇるへの「もやっ」も忘れた頃に今回の企画が上がってきて、不勉強な筆者のために編集部が用意してくれた彼に関するリンクを読んでみると、「自分らしさ・自分のやりたいことを既存の価値観にすり合わせていく必要はない」という旨の、りゅうちぇるの主張が繰り広げられていた。

 その記事の中でイクメン オブ ザ イヤーに関するツイートも取り上げられていて、一部抜粋すると「イクメンという言葉がなくなるくらい パパも子育てに当たり前に向き合えて 別にパパが子育てをしてても 全然驚かれないような……(以下省略)」とあって、「あっ俺と一緒じゃん!りゅうちぇるわかってるゥー!」と、イクメンという言葉を全肯定できない人間として、同じ考えを持つが発言力は格段にあるりゅうちぇるを応援していきたく思った次第である。

 筆者の立場は以上である。他のアラフォー男性の意見の紹介に移りたい。

テレビが趣味の男性2人
タレントとして、男性としてのりゅうちぇる

 予約録画を駆使してバラエティーを見まくっているテレビっ子のAさん(39歳男性)はタレントにうるさい。彼にりゅうちぇるのことを尋ねてみると「好き」と即答であった。

「彼がいると番組が盛り上がる。売れてからも攻めの姿勢を崩さなかったのがよかったと思う。『調子に乗っている』とたたかれたりもしたみたいだが、自分は応援したい」(Aさん)

 実にテレビっ子らしい一視聴者としての意見が出てきたので、「ではアラフォー男性としてどう思うか」を尋ねてみた。