ビジネスの成功者や優れたリーダーは「ブレない」というのは本当か?じつはよくブレるそうです。
ビジネスの成功者や優れたリーダーは「ブレない」というのは本当でしょうか?実は「ブレる」人の方が多いようです(写真はイメージです) Photo:PIXTA

これまでビジネスで成功している人やリーダーには「その仕事に対して強い信念を持ってブレない、コツコツ努力を続けて、心変わりしない」というイメージを持つ方も多いだろう。しかし、実際はそうではなく、よく「ブレる」人の方が多い。ただし、その「ブレ方」にも正しい方法とダメな方法があるのだ。(AKTANA International LLC プリンシパルコンサルタント 高橋洋明)

仕事で結果を出すには
さっさとやってみること

 前回は、「軽やかに結果を出すには、軽やかにさっさと仕事に取り組むこと」をお伝えした。そのためには、仕事で結果を出すために必要な情報を収集し、フレームワークで整理し、現状を正確に把握した上で、なすべきことを直ちに、さっさとやってみることが重要であることを説明した(前回記事『「計画」にこだわる人は仕事ができない理由』参照)。

 中国の古典の「孫子の兵法」にも「兵は神速を貴ぶ」とあるように、ビジネスの世界でも“さっさと仕事を手掛ける人”の方が、結果が早く出る。その結果が良い結果であればOK、うまくいかなくても次の手を打てばよい。もしうまくいかなかったとしても、その原因を分析すれば自社や自分自身の改善点も見えてこよう。

 このように、仕事全体を迅速に推し進めていくこと自体が、自社にも自分にも価値があるのだ。

 これは社歴や社会人の経験年数には関わりなく、新人であってもベテランであっても同様だ。

 むしろ新卒の方がベテランよりも仕事が早いことだって十分にありえる。いつまでも仕事に着手しないベテランサラリーマンは、掃いて捨てるほどいるものだ。

 人間は気が進まないことがあれば、仕事であっても腰が重くなるものだ。「与えられた仕事をさっさとやってしまった方がメリットもたくさんある」とわかっていても、心理的な抵抗が行動することを阻み、結果として非合理的な行動を取らせてしまうことがある。これは行動経済学でも多数証明されている事実だ。