――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国ハイテク業界のスーパースターが、悲惨な1年を経て、戻ってきた。  中国ネットサービス大手テンセントホールディングスが15日発表した1-3月期(第1四半期)決算は特段、勇気づけられるような内容ではなかった。売上高は前年同期比16%増と、2004年の香港市場上場以来の低い伸び。営業利益は20%増え、市場予想を上回った。だが、利益を押し上げたのは、110億元(約1700億円)に上る投資の一時的な評価益で、中核のゲームやソーシャルメディア事業といった本業によるものではない。