自動運転時代も有人の
テレオペレーションの必要性が高まる不思議

 もっとも、テレオペレーションが一般に普及するには多くの問題がある。まず1台につき1名のオペレーターが必要になる。それならば実際にドライバーが運転する場合と、コストは変わらない。また、もしオペレーターに判断ミスがあれば、事故につながる恐れがある。

 遠隔操作システムは今後、キットとオペレーションの訓練をセットにして、たとえば工事用車両、農業用車両などを自動化する法人に販売される可能性がある。自動運転車両で効率化を図り、リモート管理で安全性を高める、という使い方だ。企業が大がかりに自動運転システムを導入する場合、安全対策としてのテレオペレーションは必須になる。

 自動運転技術が成熟し、モニターシステムが必要なくなるまでの一時的な仕事になるかもしれないが、企業にとって安全対策(モニタリング)は不可欠といえる。自動運転時代だからこそ、有人のテレオペレーションの必要性が高まってくる……ちょっと不思議!?

(報告/土方細秩子、まとめ/CAR and DRIVER編集部)