マツダはFR車用に直列6気筒エンジンを開発している、という。マツダの直6は初であり、17年に技術発表したSPCCI(スパーク・コントロールド・コンプレッション・イグニッション)エンジンと、いっそう進化したスカイアクティブD(ディーゼル)の第2世代(GEN2)が設定される。さらに、欧州用を中心に48Vマイルドハイブリッドや小型ロータリーエンジンを発電機として使うシリーズハイブリッドも設定される。

 マツダは今年から6年間をかけて全モデルを全面改良し、第7世代商品に移行させる計画。その目玉は直6搭載のFR車となるが、実はここへきて世界的にも直6エンジンが見直されつつある。

 すでにダイムラーはメルセデス・ベンツの高級車用にOM656型と呼ばれる排気量3リットルの直6エンジンを導入している。その背景にあるのは、ガソリン車の排出ガス規制と自動車メーカーに課せられたCAFE(コーポレート・アベレージ・フューエル・エフィシェンシー=企業別平均燃費)の強化だ。

高級車をFR直6化するのは
実に論理的な選択

 まず排出ガス規制は、RDE(リアル・ドライビング・エミッション)と呼ばれる公道走行試験が採用され、従来のユーロモードもより高いスピード領域での試験が義務づけられた。同時に、ターボ付きエンジンの弱点になるナノPM(超微粒子状物質)は、排出総量と排出個数のダブル規制になった。そのためガソリンエンジンにも、ディーゼルエンジン同様にPM除去フィルターの装備が必須になる。