米電力会社NRGエナジーのマウリシオ・グティエレス最高経営責任者(CEO)は現在48歳。約3年前にCEOに指名された時は周囲に驚かれたと話している。その理由は、S&P500構成企業のCEOの大多数より若かったからだ。米国の最大手企業では依然、50歳未満のCEOは比較的珍しい。5月1日までに委任状勧誘書類を提出したS&P500企業をウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が分析したところ、CEOが50歳未満の企業は493社中28社(6%)だった。X世代(1965~80年生まれ)のCEOには例えば、取引所運営会社ナスダックのアデナ・フリードマンCEO(49)がいる。会社が食品安全危機で揺れるなかCEOに就任したチポトレ・メキシカン・グリルのブライアン・ニコル氏も、前任者がセクハラ疑惑で辞任したカジノ運営会社ウィン・リゾーツのマット・マドックスCEOも40代半ばだ。
50歳未満のCEO、S&P500企業では依然希少
大企業のリーダーは相変わらずベビーブーマーが中心
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