今日は何をやっても全然ダメ……そんな時でも不調を引きずらない仕事習慣とは?【精神科医が教える】写真はイメージです Photo:PIXTA

気分が落ち込んで何をやってもうまくいかないことは、誰にでもあるだろう。そんな時、どうしたらスランプから脱することができるのだろうか。精神科医である著者がメンタルを整える簡単なコツを解説する。※本稿は、和田秀樹『なぜあの人はいつも上機嫌なのか』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

どんなに調子が悪くても
小さな成果を出しておく

 小刻みでいい、小さな成果でいいと割り切ること。

 調子の出ないときには、「ここまででもいいから、とにかく終わらせておこう」と量的な区切りにこだわること。

 その効果は翌日に表れます。

 仕事や作業に戻ったときに、「ああ、昨夜はこれだけでも終わらせておいてよかった」と思うからです。

「昨日はダメだったけど、でもここまでやってあるからスタートは切れるな」と気がつくと、いい感情で仕事に入ることができます。

 これがもし、何もかも中途半端な気持ちのままに放り投げてあれば、翌日のスタートでつまずきます。

「あんなに遅くまでやったのに、結局、なんの結果も出せてないじゃないか」と思えば朝から気分が悪いでしょう。するとその日の効率も悪くなり、感情コンディションも悪化します。これがリズムをなくした状態です。

「少しの量を終わらせたぐらいじゃ、遅れは挽回できないじゃないか」と考える人は、リズムの大切さを忘れています。

 調子が出てきて気分が乗ってくると、グングンと仕事や作業をこなせます。好感情の後押しが生まれてくれば、自分でも驚くぐらいのパワーとスピードが生まれてきます。