市場のボラティリティーを受け、個別銘柄投資の戦略が復活している。  過去1年半の株式市場の乱高下により、一部の個人投資家は、インデックスファンドに資金を投じるより個別銘柄選択の方が重要な段階に市場が到達したと考えている。  アナリストらは、さまざまな要因が相まって個別銘柄に投資家の関心が再び高まっていると話す。そうした要因には、過去数年で最悪の四半期の1つとなった株式相場で「下値拾い」の機運が出始めたことや、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和姿勢、堅調な経済環境、過去数年に比べて個別銘柄の株価が分散していることなどがある。