米中のニュースキャスターが米東部時間29日夜、両国の貿易摩擦問題を巡って15分間にわたり激論を交わした。今回の直接討論の発端は、中国国営系テレビ局CGTNのリウ・シン氏がソーシャルメディア上で、米Foxビジネス・ネットワークのトリシュ・リーガン氏について、米中摩擦に関する見解に事実誤認があると批判したことだ。リーガン氏が冒頭、リウ氏は中国共産党の党員だといって紹介すると、リウ氏は党員ではなく、共産党のために話している訳ではないと述べ、対談は微妙なムードで始まった。リウ氏は、国有企業は中国経済において重要な役割を果たしているが、その役割は小さくなっており、中国人の多くは民間企業で働き、革新的なものを生み出していると指摘。ビジネスにおける中国政府の役割は大きくないとの考えを強調した。