――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  アップルのアプリ販売サービス「アップストア」は、20年目に入り「祝うべき理由」から「物議を醸す火種」へと変貌するリスクを抱えている。  毎年夏に開催されるアップルの世界開発者会議(WWDC)は、当然ながらアップストアを前者として扱う。「iPhone(アイフォーン)」向けのコンテンツ拡大を目指し2008年半ばに導入されて以降、アップストア自体が大規模なビジネスに成長した。  アップルは詳細を公表していないが、過去5年度のうち4年度で、アップストアはサービス事業で最大の成長エンジンだと明らかにしている。