アップルのアプリ販売サービス「アップストア」は、20年目に入り「祝うべき理由」から「物議を醸す火種」へと変貌するリスクを抱えている。毎年夏に開催されるアップルの世界開発者会議(WWDC)は、当然ながらアップストアを前者として扱う。「iPhone(アイフォーン)」向けのコンテンツ拡大を目指し2008年半ばに導入されて以降、アップストア自体が大規模なビジネスに成長した。アップルは詳細を公表していないが、過去5年度のうち4年度で、アップストアはサービス事業で最大の成長エンジンだと明らかにしている。サービス事業の年間売上高は430億ドル(約4兆7000億円)超に達しており、アップルの事業のうちiPhoneに次ぐ第2位の屋台骨に育っている。
アップルに「火種」、頼るべき「友人」とは
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