中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が海底ケーブル事業の株式を売却する。米国はファーウェイへの圧力を強め、同事業の活動を阻止する構えを示していた。中国光ファイバーケーブル大手の江蘇亨通光電は5月31日、「ファーウェイ・マリン・システムズ」の株式51%をファーウェイから買い取ることで基本合意した。上海証券取引所への3日の届け出で明らかになった。届け出では金額や理由には言及しなかった。亨通光電、ファーウェイ・マリンのコメントは得られていない。ファーウェイ広報はコメントを控えた。米政府は、ファーウェイが設置した海底ケーブルは中国政府のスパイ活動に利用される可能性があると指摘し、安全保障上の問題として懸念を強めている。