米宅配・航空貨物大手フェデックスが中国・華為技術(ファーウェイ)の小包を無断で米国に転送していたのは、トランプ米政権による制裁措置に対応するため、フェデックスが内部規定を変更したことが原因だったことが、関係筋の話で分かった。問題の小包は日本から中国のファーウェイオフィスに届く予定だったが、フェデックスはメンフィスのグローバル拠点に誤って転送していたという。関係筋は、トランプ政権の新たな制裁措置が、ファーウェイの小包の取り扱いに関するフェデックスの対応に影響を及ぼしたと述べた。ファーウェイは先週、フェデックスが日本から小包2個を無断で転送したほか、ベトナムからの荷物2個についても転送しようとしていたと主張。中国当局に申し立てを行ったとしていた。中国当局は目下、この件に関して調査している。