私のところに「気軽に話したり、相談できる人がいない」と相談に来る人たちの話を聞いても、スタートアップの3ヵ月で「人脈づくり」のための行動を起こさず、「不本意なグループ」に属する羽目になったり、「1人キャラ」が板についてしまった人が多いように思います。

 もちろん、「1人の方が楽」とか「自然に任せておけばいい」という人もいるでしょう。

 しかし、学生ならば「1人ぼっち」や「気の合わないグループにいること」は避けたいと思う人が多数派でしょうし、社会人の場合も、社内で気軽に話ができたり、食事に行けるような仲間がいた方が何かと心強いでしょう。それであれば、3ヵ月の過ごし方が大切になってきます。

3ヵ月間で
円滑に人脈をつくるには

 ここでは、3ヵ月の間に自分にとってメリット(ここでいうメリットとは物理的な利益のことだけでなく、気軽に食事に行けたり、助け合ったりできる関係性をいいます)のある「人脈づくり」をするのに役立つ知識をお伝えしたいと思います。

 次のような場面を想像してみてください。

 入社式後、新しく配属された部署で新人1人ひとりが自己紹介をすることになっています。その部署に配属された新人は5人、そのうちの1人はあなたです。あなたの自己紹介の順番がくる前に、ある新人が次のような自己紹介をしました。

「多田野 岳斗(ただの がくと)と申します。下の名前の呼び名は、あのGACKTさんと同じですが、私は『ただの』『がくと』です。なので、僕の歌を聴いていただくのはもちろん、ご一緒していただくのももちろん無料です(笑)。そんな私の唯一の特技は飲み会の幹事、どうぞなんなりとお申し付けください!よろしくお願いいたします」

 彼の外見や話し方に大きな特徴はなく、中肉中背、おそらく買ったばかりのスーツとアイロンがきちっとかかっている真っ白なワイシャツを着ています。

 同じ新人であるあなたは、多田野さんの自己紹介をどう思いましたか?