つい大ざっぱな売り方に
なりがちな海外展開の難しさ

 高崎は海外で販売する難しさについてこう語る。

「海外では市場やユーザーの考え方がわからないので、ついつい大ざっぱな売り方になってしまいます。セグメンテーション(顧客ニーズの明確化)、ターゲティング(参入市場・ユーザの選定)、ポジショニング(顧客の利益)の、いわゆるSTPマーケティングを明確にすることが重要です」

 高崎は自社やネジザウルスのポジショニングについて、「ネジのあらゆるトラブルを解決し、お客様にちょっとした笑顔を届けること」と語る。

「ネジのトラブルなど大企業は相手にしないので、それができるのは当社しかいません。現在、ネジの困りごとなら何でも相談に乗り、解決する“ネジレスQ(レスキュー)”サービスを無料で提供しており、すでに何件か対応しました。こうしたことでユーザの困りごとがわかり、新たな商品開発につなげることができます」と高崎は語る。

 日本発のネジザウルスが世界に向けて飛び出そうとしている。

(本文敬称略)

(取材・文・撮影/ルポライター 吉村克己)


株式会社エンジニア
事業内容:「ネジザウルス」など作業工具、精密機器の製造販売
従業員数:従業員50名
所在地:大阪府大阪市東成区東今里2-8-9
電話:06-6974-0028
売上高:非公表
URL :http://www.engineer.jp/