アップルマイクロソフト、フェイスブック、アルファベット、アップル、アマゾンを合わせた時価総額はここ5営業日で約3300億ドル増加している Photo:Reuters

 米国市場ではハイテク株が力強い回復を見せており、5営業日ベースの上昇率が7年半ぶりの大きさを記録した。金融政策や貿易政策の転換が株価を押し上げる要因となっている。

 ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、5月は不調だったが、S&P500種株価指数の業種別指数のうち「IT(情報技術)」は10日までの5営業日で9%近く反発し、2011年10月以来の好調なパフォーマンスを見せている。米国がメキシコからの輸入品に課すと脅していた関税を見送ったことや、連邦準備制度理事会(FRB)が近く利下げするとの観測が株高をけん引している。多くのアナリストは、米国と中国が貿易問題で合意に達すると期待しており、そうなれば世界経済の見通しが上向くとの見方も出ている。

 力強い反発の一つの理由として、金利や貿易問題に関わらず、ハイテク企業のファンダメンタルズが強力だと広く受け止められていることがある。ハイテクセクターは年初来で24%上昇している。

 フィエラ・キャピタルの世界投資責任者フランソワ・ブルドン氏は、「多くの企業が大いに稼いでいるため、モメンタムと先導力が維持される」と指摘する。