私は12日、香港の抗議行動の中心部へと歩を進めた。グーグルマップよりも、私の皮膚と眼球の方が、私の位置を正しく教えてくれた。香港立法会(議会)から数ブロック離れた地点で、私の頰は熱くなった。軍器廠街(アーセナル・ストリート)の西方を歩き続けると、私のむき出しの腕は焼けるようにヒリヒリした。少なくとも20台の警察のバンやバスがそこに並んでいる。1ブロック先で私は水泳用のゴーグルを着用した。しかし、レンズが曇り、目から涙が出た。私のすぐ先には、蒸し暑い空気の中に催涙ガスが漂っていた。何千人もの香港の人々が危険を顧みずに立法会ビルの周辺で抗議を行った。議員らは、中国本土への犯罪者引き渡しを容認する条例案の審議を進めようとしている。これは実質的に香港の司法の独立性を否定するものであり、香港住民と同様に外国人も危険にさらす。民主主義を支持する活動家、宗教家、弁護士、書店主、ビジネスマン、ジャーナリストらが、特に大きなリスクに直面する。