各地で真夏日を記録した今年の5月。まだ衣替えも終わっていない中、汗だくで出勤して「夏ってこんな感じだったっけ…」とため息をつきたくなった方も少なくないですよね。
まだ6月だというのに、すでに「暑くて食欲がない」「朝からバナナと菓子パンしか食べていない」「ゼリー飲料が食事代わりになっている」なんて方もちらほら。
本格的な夏を迎える前に、夏バテに打ち勝つ体づくりを意識したいものです。
そのために覚えてほしいキーワードは、「ビタミンB1」。不足すると、糖質の代謝がうまくいかなくなり、その結果、疲労物質がたまってしまいます。今回は、夏バテの予防にも回復にも効果的な栄養素「ビタミンB1」を多く含む身近な食材と、その手軽な取り方についてお話ししていきたいと思います。
ビタミンB1を多く含む3つの食材
(1)豚肉
まずは、豚肉です。例えば、ランチには、豚肉のショウガ焼きのように豚肉がメインのものを選んでみましょう。また、七味唐辛子のような香辛料を少しプラスするのもおすすめです。食欲が落ちているときでも食べやすくなりますし、辛味成分にも糖質の代謝を高める働きが期待できます。