大阪市にオープンしたライフコーポレーションの「ミニエル」はオフィス街にある。昼時に行ってみたが、会社員が弁当やパンなどを購入していく姿が目立った。当面、総菜の販売比率を40%にまで引き上げるのが目標という。

 ミニスーパー市場は生まれたばかりといってよく、今後大きく発展するかどうかは未知数。「店内調理など重装備で、コンビニのようにシステム化された効率的な運営ができるのか」(あるメーカー)という指摘もある。

 しかし店内調理に取り組んだり、出来立ての総菜や品ぞろえの豊富さを売りにしており、これにコンビニ機能を取り込んでくるようだと、コンビニチェーンにとって侮れない存在になることは間違いない。

 小商圏で王者だったコンビニの競争相手として、ドラッグストアがシェアを侵食しているのは確かだが、新たな敵がもう1つ出現した形だ。

 コンビニに飽き足らなくなっている層が、ミニスーパーを台所代わりに活用していくことも考えられる。これまで近くて便利がキャッチフレーズだったが、それはコンビニだけではなくなりそうなのである。

コンビニは
再び「変革」を迫られている

 セブン&アイの「コンフォートマート」のように、「スーパーとコンビニの隙間を埋める」という業態が今後、増えていきそうな勢いなのである。そして、コンビニからシェアを食って拡大するということになるのは間違いない。

 ドラッグストアに侵食され、ミニスーパーに侵食されるコンビニは、これまでの大量出店ではなく、井阪セブン&アイ社長がいうように「既存店に力を入れる」ことが重要になるし、2000年代の初頭のように、もう一度、変革を迫られているといっていい。

 果たして長時間営業の問題なども絡み今後、コンビニの閉鎖時代はやってくるのか。注目されそうである。