勇気を持てば誰もがリーダーになれる

本を書いてからの反響はどうでしたか?

(米国で2017年に出版された書籍「奇跡の会社」への)読者の反応は興味深いです。老若男女、あらゆる世代に読んでいただき、「隠すことなくさらけ出してくれてありがとう」「私も自身のストーリーを話はじめました」といった言葉を頂戴しています。読者も私と同じように感じていた、これが当たり前のことなんだと分かりました。

私たちは、パーフェクトであるべしと言われ続けています。はじめから正しいことを求められ、そういったプレッシャーを受け過ぎています。すると、パーフェクトなふりをして、リスクをとらないようになりがちです。失敗を欠点として考えれば、何もしない方がいいですよね。

人間は間違いをしますから、失敗は欠点ではありません。私は、誰もが、リーダーになることができ、違いをもたらし、いい職場つくることができると思います。オーナーでなくても、どういう職位でも、自分をリーダーとする勇気があれば、可能なのです。

スチューデント・メイドは、お掃除サービスをするリーダー人材開発会社です。失敗だらけの私も、リーダーとなり、そして将来のリーダーを育てています。スチューデント・メイドには、お金でなく、これが魅力で、優秀な学生たちが集まります。彼らを未来のリーダーに育てることに、私たちは心血を注いでいます。(後編に続く)