実の父親よりも
「パパ」の方が甘えられる

「離婚前から父は家にいないことが多かったので、あまり一緒に時間を過ごしてこなかったんです。だから、いまだに父とどう接したらいいかわからなくて、気軽に話しかけられない。自分の意に沿わないことがあるとすぐ不機嫌になるので、絶対に逆らえない存在なんです。姉が反抗しているのも見たことはないですね。もうそういう人だから、と諦めている感じ」

 絶対に父親を悪いようには言わない。厳しい、過保護だ、と繰り返すばかりだ。アスカさんの目下の目標は、パパ活によって学費と大学院卒業後の独立資金をためること。もちろん通帳を管理している父にバレないよう、パパ活でもらうお金はすべて、タンス預金にして隠しているという。特にパパ活自体は苦痛に感じていないようだった。

「パパは優しくて良い人ばっかり。イヤな思いをしたことって特にないですね。父には学業優先であまりバイトもするなと言われているので…貯金ができて助かっています。パパ活のパパの方が、甘えられます」

 そう言って少し笑った。ふと、漏らした一言が印象的だった。

「もしかしたら、自分の中の理想の父をパパ活で探しているのかもしれません」

 これまで、たくさんのパパ活女子に話を聞いてきたが、パパ活によって息の詰まる日常から脱せるのでは…と希望を見出しているアスカのようなタイプは珍しい。父親に支配されることに慣れきってしまった彼女にとって、どんな目的であれ、「パパ」は救世主なのかもしれなかった。