ジュエリーや時計こそ、一生ものになり得る
ファッション誌では、「一生ものを買いましょう」という特集がよく組まれています。ですが、どんなに高価なものであっても、着用すればするほど消耗してしまう洋服や靴に「一生もの」はあり得ません。本当に「一生もの」になり得るものといえば、ジュエリーや時計だと私は思います。
ジュエリーや時計は素材が劣化しにくく、ケアを怠らなければ生涯寄り添ってくれるもの。私自身、定番コーディネイトとして手首に何本か重ねているブレスレットがありますが、そのうちの数本は、もう何年にもわたって毎日身に着けているものです。『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』のコラムでご紹介している私物のジュエリーたちと一緒に、きっと一生身に着け続けると思います。
「一生もの」とは、自分らしさを物語るアイテム。なかでも、直接肌に着ける時計やジュエリーは、誰よりも何よりも近くに寄り添ってくれる、人生のパートナーです。パートナーは、数ではなく質が大切。だからこそ、ジュエリーや時計を選ぶ時は、いつでもどこでも着けられるものか、ずっと着けていたくなるものかどうか──つまり、人生をともに歩むことができるものかどうかを、じっくり吟味することが大切です。
『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中では、初めてジュエリーや時計を買うという方におすすめのアイテムや、一生物になり得るジュエリーの選び方をたくさんご紹介しています。具体的なブランドやおすすめのモデルも掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ジュエリーディレクター、スタイリスト。ジュエリーの広報機関のPRを経てイタリア・フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を活かす洗練されたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持されている。ジュエリーブランドへのアドバイス、ジュエリーに関する講演などでも活躍。