高額で、服のように気軽に買いかえることができないジュエリー。いざ「何か欲しいな」と思っても、何を買っていいのか、どこで買えばいいのか、そもそも、どこにどう着ければいいのかもわからない!という方は、多いと思います。そこで、ジュエリーディレクター・スタイリストとして大活躍中の伊藤美佐季さんに、著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中から初心者でも失敗しないジュエリーの買い方や、素敵に見える着け方のコツを教えていただきました。

まず手に入れたいのは、必ず使えるベーシックな7点

Photo by 成尾和見(SEPT)

やはり最初は、毎日使えて、どんなファッションにも合わせやすい、シンプルでベーシックなものを持っておくと重宝します。具体的にどんなものかというと、『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中で「基本の7アイテム」としてご紹介している、ダイヤのピアス、パールのピアス、地金のフープピアス、パールのネックレス、エタニティリング、ゴールドの地金バングル、シルバーのチェーンブレスレット、の7点。

これらは、ファッションでいう、白シャツやデニム、ローファー、黒のワンピースのようなもの。
いずれもシチュエーションを選ばず、どんな体型、ファッション、ライフスタイルの人にも似合うものばかりです。しかも、シンプルで長く愛用できて、且つこれひとつだけでもサマになるので、最初に購入するアイテムにぴったり。もちろん、ほかのアイテムと重ね着けしても、きれいに決まります。

初めてジュエリーを買う方や、何を買っていいか分からないという方には、ぜひこちらを参考にしていただくとよいでしょう。ただし、この7点を全部揃える必要はありません。これらの中から、自分のライフスタイルに合うものを自由に選び、活用してください。

まず手に入れたい基本の7アイテム※2019年4月現在の価格です
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「基本の7アイテム」は毎日でも着けられる、いわば「普段着のジュエリー」と呼べるものです。
実は、私がこれらのベーシックアイテムの重要性に気づいたのは、ジュエリーの仕事をするようになってだいぶ経ってからでした。

ジュエリーに興味を持ち始めた20代の頃の私は、「一刻も早くジュエリー上手になりたい」「どうせ買うなら、人と違うものを買いたい」という思いが強く、最初から背伸びしすぎたものや、デザイン性の高いものなど、難易度の高いジュエリーばかりを買いがちでした。
けれどそれらは、まだ若かった自分自身や、当時着ていたものにはアンバランス。結局、着ける機会が見つけられず、せっかくのジュエリーを十分活用することはできませんでした。こうした苦い経験をしばらく繰り返したのち、ふと気づいた時、日常的によく身に着けていたのが、この基本の7アイテムでした。

シンプルなデザインだからこそ、毎日でも気負いなく着けられる。使う回数を考えれば、コスパも抜群。まさに、買って損なしのアイテムなのです。これからジュエリーを買おうとしている方には、私のように回り道することなく、ぜひこうしたベーシックなものを最初のひとつに選んでいただければと思います。