米国とイスラエルは今週、ロシアを加えた3カ国による異例の安全保障当局者会議で、イラン対応で協力を取り付けるためロシアの説得に努めようとしている。イランを巡る緊張を受けた外交活動の一環だ。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は24日、ロシアの国家安全保障担当者と会談した。25日にはイスラエル、ロシア、米国の当局者が、シリアにおけるイラン軍事勢力の展開を含め、中東の安全保障を議論する予定となっている。米国からはジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が参加する。ネタニヤフ氏は24日の閣僚会議で「イランはもちろん、シリアなど、地域の平和と安定の達成を阻む問題に対応する。現在はとりわけそれが求められている」と述べた。