• 株式市場と債券市場の動きは矛盾しているのか?• 株式市場と債券市場の動きは矛盾しているのか?米連邦準備制度理事会(FRB)は先週、景気の拡大を維持するという究極的な目標のため、短期金利を引き下げる意向を示した。これで金利先物市場および国債市場の予想(0.25%ポイントずつ、年内最大で3回の利下げ)が裏付けされたことになる。さらに欧州中央銀行(ECB)を先頭に、他の中央銀行もそのほとんどが、景気減速の兆候があれば金融緩和策を打ち出す姿勢を示している。この結果、米国債利回りは急落した。昨年3%を超えたベンチマークの10年国債利回りは一時2%を割り込み、2016年以降で最低の水準となった。金融政策の予想に最も敏感に反応する2年国債の利回りは木曜日に2017年11月以来最低であり、FRBの現在のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標(2.25~2.50%)の下限よりさらに0.5%ポイント以上低い1.73%まで下げた。
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