「ビジネス感度」を上げておくことで、よりチャンスが掴みやすくなる

 カフェにいるときに隣の席の人たちの会話が聞こえてきて、気になるキーワードが引っかかり耳を澄ませてしまうことがあると思います。

 街を歩いていても、道行く人の何気ない会話の断片が気になったり、たまたま見かけた看板のキャッチコピーが印象に残ったり。社内で仕事をしているときも、会議に出てきたワンフレーズが引っかかることがあります。

 こうしたことは誰にでもあると思いますが、これは、アンテナが立っている状態だからです。周波数が合うから受信できるラジオと同じで、分かりやすい例で言うと、自分のウワサ話なのではないでしょうか。

 人は、自分のウワサには敏感なので、そこだけは、音が耳に飛び込んでくるのです。

 反対に、気になることが自分の中になければ、受信すらできません。

 カフェの会話も耳に入らず、看板のキャッチコピーや会議のワンフレーズも目に入らず、素通りしてしまいます。どの情報も際立たず雑然としたままですから、ラジオの砂嵐のように周波数はなかなか合いません。

 「仕事のプロ」として、必要な情報に対してはアンテナを立てておき、必要なときにキャッチできる「ビジネス感度」を上げておくことで、「仕事のプロ」としてチャンスを逃さず、掴みやすくできるのです。