【要注意】悪気ゼロでも信頼が消える…2大NG行動とは?
「本を読むのが速い人の秘密」がわかった!
読書中、私たちは文字を脳内で“音”に変換し、その音で理解しています。ポイントは「音の理解速度」。ここを鍛えれば、読書は一気に変わります。本連載は、耳から脳を鍛え、速読力を高める「速聴トレーニング」をお伝えするものです。脳を鍛えることで、理解力、記憶力、集中力もアップします。そのノウハウをまとめた『耳を鍛えて4倍速読』の刊行を記念し、本記事を配信します。
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人間関係の絶対NG行動とは?
本日は「人間関係の絶対NG行動」についてお伝えします。
人間関係が壊れるときというのは、派手な裏切りや大きな喧嘩が原因になるとは限りません。むしろ多いのは、本人に悪意の自覚がないまま積み重なっていく、いくつかの「NG行動」です。
たとえば、卒業記念として五人の友人で旅行を計画し、旅行会社に申し込みに行った直前になって、参加予定だった一人が「やっぱり行けなくなった」と言い出すケースがあります。理由は、すでに他の友人との旅行予定が複数入っていて、お金が足りなくなったからだといいます。
絶対NG行動① ギリギリまで何も言わない、相談しない
この話自体は、誰にでも起こりうることです。問題は、申し込みの直前までその可能性が一切共有されていなかった点にあります。誘われた当初も、その後も、前日までも参加するつもりだと言っていたにもかかわらず、土壇場になって初めて事情が明かされます。この「ギリギリまで何も言わない」という行動は、人間関係においてかなり危険なNG行動です。
多くの場合、こうした行動は無神経さや軽視から生まれるというより、人間の性質から生まれています。人は「明日の予定」を聞かれると現実的な制約を考えますが、「一か月後の予定」を聞かれると驚くほど気軽に引き受けてしまいます。未来の負担を具体的に想像できないため、その時点では本気で「行くつもり」になっていることも少なくありません。ですから、最初から相手を裏切ろうとしているわけではないケースも多いのです。ただ、それでも結果として相手の時間や労力、感情を振り回してしまう以上、「悪気がなかった」は免罪符にはなりません。人間関係におけるNG行動とは、意図よりも結果で評価されるものだからです。
絶対NG行動② 二択で人を裁く
もう一つのNG行動は、「二択で人を裁く」癖です。信頼できるか、できないか。味方か、敵か。友達か、切るべき相手か。こうした二軸だけで人間関係を判断すると、一度の失敗が即絶縁につながります。これまで一緒に過ごしてきた時間や、助けられた記憶、楽しかった経験まで、たった一度の出来事でなかったことにしてしまいます。この完璧主義は、自分を守っているようで、実は人間関係を極端に脆くしてしまいます。人は誰でも失敗しますし、期待を裏切ることもあります。そこに柔軟なグラデーションを持てないこと自体が、人間関係のNG行動になりうるのです。
そこで有効なのが、友人を一律に扱わないという考え方です。人生の重要な局面で頼れる人と、日常を一緒に過ごす友人は、同じ「友達」という言葉で呼ばれていても役割が違います。深い相談ができ、約束の重さを共有できる相手は限られています。一方で、誘われれば遊びに行き、困っていれば助け合うけれど、人生の舵取りまでは任せない関係もあります。今回のような出来事があった場合、相手を完全に切り捨てるのではなく、期待値を調整するという選択肢もあります。それまで「頼れる人」だと思っていた相手を、「付き合いは続けるけれど、重要な場面では頼らない人」に変える。それだけで、人間関係は壊れずに済むことも多いのです。
知人が「この行動」をとったら、距離をとろう
一方で、距離を置くべき行動も存在します。それは、その人が「嫌い」を軸に世界を語り始めたときです。努力しても意味がない、挑戦する人は痛い、どうせ無理だ、世の中はおかしい。こうした言葉を繰り返し、何かを好きだと言うよりも、何かを嫌うことで自分の立ち位置を作ろうとする人は、周囲の人間関係を静かに破壊していきます。挑戦を諦めた人は、諦めたままでいるために、同じ目線に周囲を引きずり下ろそうとします。これは無自覚に行われることが多く、本人は「現実を語っているだけ」のつもりでいることも少なくありません。しかし、その空気に長くさらされると、人は確実に消耗します。
(本原稿は『耳を鍛えて4倍速読』の一部抜粋・取材加筆したものです)







