イランは27日、欧米との対立姿勢を強め、2015年の核合意が崩壊すれば、北朝鮮のように核拡散防止条約(NPT)から脱退すると警告した。  イラン当局者が報道陣に述べた。NPTとは別の15年核合意の順守を巡る欧州当局者との協議に際し、イラン政府がNPT脱退をあからまさに交渉材料に持ち出したのはこれが初めて。イランは1970年にNPTに批准し、核兵器の開発や拡散を防止し、核開発プログラムについて国際査察を受け入れることを約束している。  イランは長年にわたり、核開発プログラムは平和目的に限られると主張してきたが、NPT脱退はそうした主張も破棄することを意味する。