マーケティングのチームに新たなスター社員が欲しければ、水球の選手を採用してみてはどうだろう。大学時代のスポーツ経験で言えば、生命保険のセールスマンにはアメリカンフットボールのクォーターバックが多く、ウォール街の金融機関にはラクロス選手が多いとされる。しかし企業の採用担当者によると、スポーツと仕事の関わりはこうした例だけにとどまらない。選手としてうまくやるために必要だった資質から、その人に合うキャリアが分かることがある。例えば水球の選手はテクノロジー業界のマーケティング職で成功する可能性がある。どちらも変化に素早く対応するチームワークが重要だからだ。個人競技であるレスリングの選手は1人で動くセールスマンとして大成するかもしれない。野球などで成功するのに欠かせない正確さは、会計の仕事で力を発揮するのに役立つ。